2012.07.16 Monday
電子マネーだけで生活できるか
ある日、友人に誘われてラーメン屋に行きました。ネクタイを緩めたサラリーマンが、染みのついたスポーツ新聞をテーブルに広げて腕組みしていました。
しばらくして私と友人の前に運ばれてきた器には、重責を感じさせられるほどの量の麺の上に、薄く小さいチャーシューが乗せられていました。メンマはあまり好きでないので、友人の器に移してから食べました。
店を出てから、カフェ店に向かいました。この店のマスターは、いかに美味しいエスプレッソを入れるかばかりを考えています。同時に、政治や経済などのつまらない話をする客を閉め出すことを生きがいにしています。それゆえ、イライラする言葉を耳に入れずに、味に集中できます。初めて入ったその時から気に入った店です。会計を済ませると、財布の現金がわずかになっていました。友人と別れてからATMへ向かう途中、ふと、こんなことを思いつきました。
「現金を使わずに生活することは可能だろうか」
そう思った時から、キャッシュレス生活の始まりました。
家から外出する際の足は、JR、私鉄など電車。これらは携帯電話の中に入っているsuicaが使えます。路面電車にも乗ったのですが、これもsuicaで支払えました。タクシーはほとんどクレジットカードに対応しています。念のため確認してから乗ります。
コンビニは、最も決済手段が充実しており、クレジットカード、suica、Edy等多数に対応しています。切手など特殊な商品を除いて、現金はまず不要です。
買い物といえば、最近はAmazon、楽天が中心。今日も真夏の暑さに備えてこちらのサーキュレーターを購入しました。この原稿を書いているMacBook Airは、アップルストアオンラインで、クレジットカード決済しました。
レストランも大抵クレジットカードが使えます。ジャンクフード系は電子マネーへの対応が進んでおり、マクドナルドはDoCoMoのiD、Edyが利用可能です。松屋の食券機はsuicaが使えました。
スタバに入った時は、現金を持たずに注文したあとで「しまった」と思いましたが、「(携帯をかざすふり)これか、カード使えますか?」と聞いたら、クレジットカードが使えました。カフェ系では、ドトール、Afternoon Tea、ルノアールは全てキャッシュレスでOKです(少なくとも私が行く店舗では)。
日常の支払いは、携帯4台、データ通信2台、Bフレッツ、各種ネットサービス、すべてクレジットカードで支払っています。電気代もクレジットカードです。家賃等クレジットカード非対応のものは、自動引き落とし、振り込み。ここでも現金で支払うことがありません。
いくつかの百貨店の友の会に入っており、三越はICカードで買い物が可能です。それ以外の百貨店ではまだ紙の商品券もあり、そのため逆に現金を受け取る事態もありました。
「カフェドクリエ」は現金のみで、年貢の納め時かと思ったのですが、この日は仕事の打合せだったので、先方の経費ということで、乗り切れてしまいました。
上記のように、実際、一切の現金を使わず、数日間、何の問題もなく生活できました。しかし、先日、遂に現金を必要とする日が来ました。招待券を持って東京国立美術館に行ったものの、荷物を預ける際にコインロッカーで100円硬貨が必要だったのです。そのまま入ることも可能でしたが、うっかり背負ったカバンを「真珠の首飾りの少女」にぶつけてしまうと、ドイツとの国際関係が悪化しかねないので、現金を使わない生活には一旦終止符を打ちました。
今回の試みによって、キャッシュレスでも、生きていく上でほとんど支障がないということがわかりました。それどころか、むしろ気持ちが楽だったように思います。現金は、落としたり盗まれたりする可能性があり、知らずのうちに気を使っていたようです。現金を持たないことで、子供の頃、何も心配せずに近所を走り回っていたときみたいに、羽根のように軽い気持ちで街を歩くことができました。
貨幣の誕生以来、人間は現金なしに生きることはできませんでした。しかし、長い間続いたこの常識が、ここ数年でくつがえされようとしています。
一世紀も経てば、「昔、紙や、金属を丸く平らにしたものを通じて…」と、教科書に載るかも知れません。もちろん、その教科書も紙ではないでしょう。
しばらくして私と友人の前に運ばれてきた器には、重責を感じさせられるほどの量の麺の上に、薄く小さいチャーシューが乗せられていました。メンマはあまり好きでないので、友人の器に移してから食べました。
店を出てから、カフェ店に向かいました。この店のマスターは、いかに美味しいエスプレッソを入れるかばかりを考えています。同時に、政治や経済などのつまらない話をする客を閉め出すことを生きがいにしています。それゆえ、イライラする言葉を耳に入れずに、味に集中できます。初めて入ったその時から気に入った店です。会計を済ませると、財布の現金がわずかになっていました。友人と別れてからATMへ向かう途中、ふと、こんなことを思いつきました。
「現金を使わずに生活することは可能だろうか」
そう思った時から、キャッシュレス生活の始まりました。
家から外出する際の足は、JR、私鉄など電車。これらは携帯電話の中に入っているsuicaが使えます。路面電車にも乗ったのですが、これもsuicaで支払えました。タクシーはほとんどクレジットカードに対応しています。念のため確認してから乗ります。
コンビニは、最も決済手段が充実しており、クレジットカード、suica、Edy等多数に対応しています。切手など特殊な商品を除いて、現金はまず不要です。
買い物といえば、最近はAmazon、楽天が中心。今日も真夏の暑さに備えてこちらのサーキュレーターを購入しました。この原稿を書いているMacBook Airは、アップルストアオンラインで、クレジットカード決済しました。
レストランも大抵クレジットカードが使えます。ジャンクフード系は電子マネーへの対応が進んでおり、マクドナルドはDoCoMoのiD、Edyが利用可能です。松屋の食券機はsuicaが使えました。
スタバに入った時は、現金を持たずに注文したあとで「しまった」と思いましたが、「(携帯をかざすふり)これか、カード使えますか?」と聞いたら、クレジットカードが使えました。カフェ系では、ドトール、Afternoon Tea、ルノアールは全てキャッシュレスでOKです(少なくとも私が行く店舗では)。
日常の支払いは、携帯4台、データ通信2台、Bフレッツ、各種ネットサービス、すべてクレジットカードで支払っています。電気代もクレジットカードです。家賃等クレジットカード非対応のものは、自動引き落とし、振り込み。ここでも現金で支払うことがありません。
いくつかの百貨店の友の会に入っており、三越はICカードで買い物が可能です。それ以外の百貨店ではまだ紙の商品券もあり、そのため逆に現金を受け取る事態もありました。
「カフェドクリエ」は現金のみで、年貢の納め時かと思ったのですが、この日は仕事の打合せだったので、先方の経費ということで、乗り切れてしまいました。
上記のように、実際、一切の現金を使わず、数日間、何の問題もなく生活できました。しかし、先日、遂に現金を必要とする日が来ました。招待券を持って東京国立美術館に行ったものの、荷物を預ける際にコインロッカーで100円硬貨が必要だったのです。そのまま入ることも可能でしたが、うっかり背負ったカバンを「真珠の首飾りの少女」にぶつけてしまうと、ドイツとの国際関係が悪化しかねないので、現金を使わない生活には一旦終止符を打ちました。
今回の試みによって、キャッシュレスでも、生きていく上でほとんど支障がないということがわかりました。それどころか、むしろ気持ちが楽だったように思います。現金は、落としたり盗まれたりする可能性があり、知らずのうちに気を使っていたようです。現金を持たないことで、子供の頃、何も心配せずに近所を走り回っていたときみたいに、羽根のように軽い気持ちで街を歩くことができました。
貨幣の誕生以来、人間は現金なしに生きることはできませんでした。しかし、長い間続いたこの常識が、ここ数年でくつがえされようとしています。
一世紀も経てば、「昔、紙や、金属を丸く平らにしたものを通じて…」と、教科書に載るかも知れません。もちろん、その教科書も紙ではないでしょう。




