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フォーク並びが崩れるニッポン 〜日本にリーダーが生まれない理由〜
レジに並ぶ際に、フォーク並びというものがあります。
レジが3台あった時に、3列に並ぶ(川並び)のではなく、1列に並んで空いたレジで注文、会計をするという方法です。
川並びは、運不運で待ち時間が変化したり、どの列が早いか悩んだりすることになりますが、フォーク並びであれば悩む必要がなく、待ち時間は平均化されます(個別株ではなくインデックスファンドのように!)。

フォーク並びで10人もならんでいれば、次に来る人もそのように並びますが、1〜2名の場合、次に来たお客さんが悪気なく川並びをする場合があります。

フォーク並びを徹底するためには、
・お客さん同士の声がけ
・店員さんによる声がけ
が有効です。

「お客さん同士の声がけ」はコストがかかりませんが、現代社会においては、リスクを伴います。例えば、電車内での携帯電話の通話、タバコのポイ捨てなど、注意すればケンカになりかねません。
「注意した方が良い、しかしそれをするのは自分じゃない」
という選択が、個別的には最適解という状況です。

お客さんに頼れないなら、店員さんが声を掛けることになります。
その場合、店員さんを教育したり、人員を用意するためにコストが発生します。そのコストは価格に反映されることになります。一般的には価格競争に勝つために、コストをかけられないため、フォーク並びは崩れることになります。

フォーク並びはあくまでも一例であり、社会全体のモラルが低下している側面があります。

昔の日本は、「お客さん同士の声がけ」が機能していました。市民の間での注意、教育、指導、アドバイスが日常的に行われ、注意する方、される方それぞれが責任をもって行っていました。その積み重ねで、よりよい判断、行動をしている人が、自然に、名士となり、名望家となって、社会に影響力を持つようになり、リーダーが生まれました。
現代日本は、そういったお互いの議論、干渉を避けてきました。その分、快適さも得られていますが、一方で無責任なクレーマー、モンスターペアレントなども生まれています。昔なら、そんなことをすれば村八分になりました。

市民同士がどうのように、もしくはどの程度干渉していくのが良いのか、解はありません。
ただ、ひとつの方法として、日本は小さい国ではないので、個人優先する地域と、地域コミュニティを優先する地域とに、自治法によって差別化を図ることで、個々人の好みにあった社会生活を実現したり、問題点を明確にすることができるのではないかと考えます。
| - | 19:42 | comments(0) | trackbacks(0) |
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